「プラダを着た悪魔」は、アン・ハサウェイ演じる女性主人公アンドレア・サックスが超一流ファッション雑誌の超厳しい編集長ミランダ・プリーストリーの元で働くことになり、仕事に恋に奔走しながら自分を見つめ直すストーリー。
おもしろいのが、主人公はファッションにまるで興味がなく、なんのために様々なデザインや色があるのか意義を見いだせないようなタイプだったということ。そんな「ダサい」服装だった女性が仕事のためにセンスを磨こうと決意し、とてもすてきに変身するんです。
その変わりようが、見ていて爽快だし、変身後の姿の、なんて洗練されていて美しいこと。眼福になります。
映画の中で数々のファッションを見せてくれますが、どの衣装や持ち物もとってもすてきで、映画の見せ場の一つになっています。
それもそのはず、シャネル、ディオール、アルマーニ、ティファニーなど名だたる高級ブランドのものが使われていて、映画の衣装代の総額は1億円だったとの情報も…!もう13年も前の映画なのに、今見てもあこがれるステキな衣装ばかりです。
↓残念ながら、現在アマゾンプライム会員でも有料となっています(2021年8月31日現在)
ところで、この映画のなかで主人公がパーティーで出会った金髪の男性を覚えていますか?
有名エッセイストの役で、ハリーポッターの発売前の原稿を入手するという無理難題を手助けしてくれた男性です!彼が、あまりにも魅力的でかっこいいので、akaneedはその甘い言葉と笑顔から目が離せませんでした。そして主人公は長年つきあっていた彼氏がいながら、彼のあらがえない魅力に惹かれてしまうのです…!
彼の名前はサイモン・ベイカー。オーストラリアのタスマニア出身の俳優で、アメリカテレビガイド誌の「最もセクシーな男」にも選ばれたということで納得です。見た目の魅力のみに留まらず、今回ご紹介するドラマ「メンタリスト」ではエミー賞、ゴールデングローブ賞の主演男優賞にノミネートされていますよ。
そう、この「メンタリスト」は、彼サイモン・ベイカーの魅力がより深く!存分に味わえるアメリカドラマなんです!しかも内容もめちゃくちゃおもしろくて、akaneesはドはまりしています。
今回は、サイモン・ベイカー主演ドラマ「THE MENTALIST(メンタリスト)」を紹介します。※基本的なストーリーに関するネタバレあり。
人の心を操り真相を暴く、超・心理サスペンス。
サイモン・ベイカー演じる主人公パトリック・ジェーンは、鋭い観察眼と心理術を駆使し、霊媒師やサイキックを称して詐欺的行為を繰り返してきた。しかし自らの軽率な行動により、妻子を凶悪殺人犯レッド・ジョンに殺害されてしまう。
とてつもない悲しみと後悔にさいなまれたジェーンは、CBI(カリフォルニア州捜査局)で、数々の難事件を解決に導きながら、レッド・ジョンへの復讐心を燃やす。
レッド・ジョンとはだれなのか?ジェーンの復讐は果たされるのか?
レッド・ジョンへの復讐を物語の大きな機軸にしながら、基本的に毎話新しい一つの事件を解決します。このドラマのすばらしいところは、各話のトリック、構成、演出、人物同士の会話にいたるまで、実に凝っていて、「これ一話分の内容を膨らませたら、日本のドラマワンクール分ぐらいになるのでは」と思うこともしばしば。
しかも毎度、意外な犯人の正体に驚きまくっていますので、推理ものとしてもすばらしいと思います。
こんなに濃く見応えのある内容がシーズン1〜7まで続いているのだから、ほんとうにすごい!
注目すべきは、ジェーンの捜査方法。彼は、人から見れば超能力者かと勘違いされるほど、観察眼と心理術に優れ、些細なしぐさや表情からでも、心を見抜き、人を操ることにも長けているのです。
このジェーンというキャラクターがまたとても魅力的で、サイモン・ベイカーが演じることによって、一層魅力が際立っています。彼のためにつくられたキャラクターじゃないかと思われるほど。
まず、ジェーンは頭脳明晰、身のこなしもスマートでめちゃくちゃかっこいいのですが、自らの目的のためには規則を無視したり、にやにやしながらいたずらをして人を怒らせてしまうような、少し子どもっぽいところもあって、そこが憎めなくてかわいいんです。
一方、独自の正義感を持ち合わせていて、傲慢で横柄な人物は許しておけません。そうした人物を、ジェーンが鋭い言葉で罠にかけ、成敗する様子も見ていて爽快です。
また、そうした強さの一方で、彼の心にもっとも深く刻まれているのは、妻子を殺害された後悔とかなしみ、そして復讐心。暗い過去をもつジェーンがときおり見せる弱さにもまた、彼の人間らしさがあらわれていると思います。
甘い笑顔で人を魅了しながらも、不安定なところもあるジェーンから、きっとあなたも、目が離せなくなるはず。
私などは、ジェーンが考え事をするときに、いつも愛用のブルーグリーンのカップで紅茶を飲んでいるのにあこがれ、一時期、紅茶ばかり飲んでいました(笑)ちなみに、このカップは実際に販売されているもので、真剣に購入を考えたことも。
↓「Fiesta(フェイエスタ)食器」の「TU ターコイズ」という色のカップ&ソーサ―です。
カップ&ソーサー アメリカの食器ブランド「フィエスタ食器」:dfb trading
「大切な人を殺害された復讐」ということで、重々しい内容のドラマにも感じられますが、物語のテンポがよいのと、CBIのキャラクターが明るく魅力的なのでとても楽しいですよ。
どの人物も個性的で大好きなのですが、特にジェーンとの信頼関係が強いのが、テレサ・リズボン捜査官。ジェーンに翻弄されることもしばしばですが、仕事のできる勇ましい上司役の女性で、かっこいいのにかわいいところもあって惹かれます。
心を閉ざしたジェーンが、彼女に対してだけは心情を吐露したり弱さを見せる場面も、私は好きです。
余談ですが、作家の若桜木虔先生が、作家デビューを目指す人向けの記事で、選考委員に「この主人公(できれば副主人公も)は魅力的だ」と感じさせることが重要だと言っていて、参考資料の一つとして「メンタリスト」も挙げられていました!
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こんなにおもしろい「メンタリスト」全シーズンを、アマゾンプライム会員なら無料で視聴できますので、ほんとうにおすすめです!
(※2019年10月1日より字幕版吹替版ともに全シーズン有料化されていましたが、2020年1月9日現在、再度無料化されていました!→2021年8月31日現在、ふたたび有料化されてます( ;∀;))
吹替版のジェーンの声優さんの声がとてもキャラクターに合っているので、吹替版もかなりおすすめです。
レビューを見ると、「メンタリスト」を視聴するためにプライム会員になったという人もいるほどです。
ちなみに、「レッド・ジョン」という殺人犯の名前から、シーズン1〜6途中まで、各話のタイトルに必ず赤にちなんだ言葉が入っていますので(これまた凝っていますね)、すでに視聴された方も視聴されていない方もチェックしてみてください。
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2019年9月29日
akanees